メインコンテンツにスキップ

クロス分析タブについて

集団別・質問別比較分析がExcelのピボットテーブルなしで簡単にできるクロス分析タブの画面構成について説明します。

昨日アップデートされました

クロス分析タブは、Excelのピボットテーブルを使わずに、グループ別・変数別の回答結果を簡単に比較・分析できる機能です。

性別や年齢などの基本プロフィールから、アンケートで収集した主要な変数まで、さまざまな基準でクロス分析表を作成でき、アンケートデータをより立体的に解釈し、有意義なインサイトを導き出せます。

クロス分析タブの画面構成

① 左側のサイドバー

アンケート全体の質問数と質問の種類を把握し、コントロールすることができます。

  • 変数検索:多数の変数の中から、キーワードで検索して目的の変数に素早く移動できます。

  • 変数タイプフィルター:単一選択、複数選択、数値型など、変数タイプごとの件数がカッコ内に表示され、特定のタイプだけを絞り込んで確認できます。

  • 埋め込みデータ:アンケートで収集した回答以外にも、事前に取得した回答者情報(例:パネルプロフィール、パラメータ、メタデータなど)を確認できます。

  • アンケートデータ:変数リストがカード形式で表示され、変数名・タイプ・ラベルが一緒に表示されます。

② 行/列の入れ替え(Transpose)

分析基準(列)と分析対象(行)の位置を入れ替える機能です。 アイコンをクリックすると、表の構成が切り替わり、データをさまざまな視点で分析できます。

③ 分析対象の設定

分析対象は、クロス分析表で比較したい主な回答データです。たとえば、「現在使用中のワイヤレスイヤホンブランド」の結果を年代別に比較したい場合、そのイヤホンブランドに関する変数が分析対象になります。

④ 分析基準の設定

行・列の入れ替えを行っていない状態では、分析基準はクロス分析表の「列」に該当し、データを分析する際の軸となる情報です。たとえば、同じイヤホンブランドの変数結果を年代別に見たい場合は、年代を分析基準に設定します。

📌 ご確認ください!

  • 分析対象および分析基準には、アンケートで収集した変数だけでなく、性別や年齢などの回答者属性カードも設定できます。

  • 分析基準は、最大3つの変数を組み合わせて設定できます。

⑤ 全体/グループ間比較

全体/グループ間比較は、回答率の差が統計的に有意かどうかを確認できる機能です。

統計検定の結果に応じてカラーコードとアルファベット表示が適用され、より精緻なインサイトの抽出をサポートします。

ただし、回答数が30件未満の場合は、検定結果の信頼性が低下するため、カラーコードは適用されません。

  • 全体との比較:特定グループの回答率が設定された信頼水準の下で全体の結果と統計的に有意な差があるかを判断します。有意に高い値は赤色、低い値は青色で表示されます。

  • グループ間比較:1つの分析基準内で各グループ間の回答率の差が、設定された信頼水準の下で有意かどうかを比較します。基準となるグループ(列)を選択すると、それより有意に高い値は赤色、低いグループにはアルファベットが表示されます。

⑥ 共有オプション

  • クロス集計を保存:設定した条件を保存して、後から再確認したり、他のユーザーと共有したりできます。

  • 保存したクロス集計:[保存済みクロス分析] メニューから、タイトルと共に分析基準やフィルターなどの設定を一目で確認でき、共有・編集・削除も可能です。変数にマウスオーバーすると、適用された詳細条件のツールチップも確認できます。

  • 表のコピー :生成されたクロス分析表をクリップボードにコピーし、ExcelやGoogleスプレッドシートに貼り付けることができます。

⑦ クロス分析の結果

設定した分析基準と分析対象に基づいてクロス分析表が生成されるエリアです。回答数、変数タイプ、質問内容などのメタ情報とともに、データが表形式で提供され、以下の機能で分析効率を高められます。

  • 比率/頻度の切り替え

  • テーブルの拡大表示など

⑧ 右側のサイドバー

  • 回答フィルター:全体の回答の中から、特定の条件(例:特定の年代や地域など)に該当する回答のみを選択して分析できます。複数条件を組み合わせた「高度なフィルター」も利用可能です。

  • 信頼度:差の有意性を判断する基準で、80%・90%・95%から選択できます。デフォルトはマーケティング調査で一般的に使われる80%です。

  • 加重値の適用:収集された回答者の構成比と分析対象のターゲット構成に差がある場合、それを補正するためにウェイト(重み)を設定できます。

こちらの回答で解決しましたか?