今回のアップデートでは、クロス集計の柔軟性向上、データセキュリティ強化、外部システムとの連携、自社消費者パネルを活用した回答収集の拡大など、複数の領域にわたって改善が行われました。
データスペース | 回答収集
「消費者パネルを利用」機能を使えば、既存の顧客だけでなく、Opensurveyが保有する自社パネルを対象にアンケートを配信できます。これにより、マーケティング・商品企画・CXなど様々な用途において、より多様で幅広いデータの収集が可能になります。
また、パイロット配信機能も追加されました。スクリーニング条件がある調査では、まず試験配信を行い、IR(インシデンスレート)を事前に確認してから、本配信を実施することができます。これにより、条件に合致する対象から高品質な回答を確保しやすくなります。
データスペース | 分析
クロス集計表では、分析基準(バナー)と分析対象(カード)を自由に入れ替え・追加できるようになり、値または選択肢の順に並び替えることも可能になりました。色分けルールは、グループ間の割合または平均値の差異についてP値検定に基づいた統計的有意性を反映するよう改善され、より深い解釈が可能になります。
コピーした表でも色分けが維持されるため、ExcelやGoogle Sheetsへの出力でもビジュアルが一貫します。ブックマークリンクで保存・共有できるようになり、フィルターや並び順、信頼水準、ウェイト設定などを保持したまま共同作業ができます。新たに「ワイドビュー」モードも追加され、横幅の広い表も見やすくなりました。
データスペース | セキュリティ
Enterpriseプランでは、収集後90日・120日・180日・最大1,000日後まで設定可能なタイミングで、回答者の個人識別情報を自動で匿名化できるようになりました。匿名化が実施されると、識別情報が削除され、個人単位での追跡ができなくなります。プロジェクト内の他メンバーにも通知が送られ、特に慎重なデータ取り扱いが必要な調査においても、より高いプライバシー保護を実現できます。
データスペース | Salesforce連携
収集したデータをSalesforceのリードやコンタクトページにリアルタイムで送信できるようになりました。CRM内で直接フィルタリングやレポート化が可能になり、例えば、アンケート結果に基づいてカスタマーサポートが事前に対応内容を検討するなど、より的確で迅速な対応を実現できます。
📢 その他にも見逃せない重要な変化!
✅ 分析|AIによる自動グループ化により、短文やランキング型回答でも定量分析が可能に
✅ セキュリティ|マスキングルールが統一され、プロジェクト間で一貫した適用が可能に
✅ 編集|調査構造をExcelでダウンロードし、設計を文書として確認・管理しやすくなりました
✅ 収集|アンケート終了後にリダイレクトURLに遷移させることで、離脱を防ぎ、スムーズな動線設計が可能に