メインコンテンツにスキップ
Opensurvey Analyticsの概要

Opensurveyは、調査結果の検証と分析作業に最適化されたデータ分析機能を提供します。このガイドでは、初めてAnalyticsを使用する際に知っておくと便利な機能を紹介します。

1か月以上前に更新

Opensurvey Analyticsとは?

Analytics は、Opensurveyが開発したWebベースのデータ分析機能です。選択式、自由記述、評価などのさまざまな変数タイプに対応し、調査データを簡単に分析できるインターフェースとユーザーエクスペリエンスを提供します。高度なデータ分析スキルがなくても、変数間のクロス分析やレポート作成をスムーズに行うことができます。

以下では、Analytics の主な機能について詳しく見ていきます。

1. 調査データの分析に最適化された機能を提供

調査結果データは、質問と選択肢で構成されたストーリー形式のデータです。マトリックス型データとは異なり、質問と選択肢のテキストが回答データと適切に連携されていなければ、意味のある分析を行うことはできません。Analytics は、このような調査データに特化した分析機能を提供します。

  • 最初の回答収集が完了すると、結果画面が自動生成されます。

  • Crosstab(クロス集計)機能により、Excelのピボットテーブルを使用せずにグループや変数ごとの比較分析が可能です。

  • データの可視化機能により、各変数タイプに適したグラフが自動生成されます。

① 自動生成される結果画面

Analytics では、調査の最初の回答収集が完了すると、結果画面が自動的に作成されます。そのため、回答収集後に生データを使ってダッシュボードを作成する必要はありません。また、Analytics の [結果] タブから、回答の進捗状況をリアルタイムで確認できます。

② Crosstab(クロス集計)機能

Analytics には、性別や年齢などの回答者プロファイルや調査変数に基づいてデータを分析できるクロス集計機能があります。Crosstab タブでは、マウス操作(ドラッグ&ドロップ)で分析単位や基準を設定し、クロス集計表を簡単に作成できます。

例えば、ある飲料メーカーが清涼飲料水の嗜好・購入行動に関する調査を実施したとします。この調査で、過去1ヶ月以内に該当の飲料を購入した回答者が 全体の32% だった場合、Crosstab を活用すると、性別や年齢層ごとに購買経験の差を分析できます。

③ 自動データ可視化機能

Analytics は、選択式、自由記述、評価などの変数タイプに適したグラフを自動的に生成するデータ可視化機能を提供します。これにより、収集したデータに基づいて手動でグラフを作成する手間が省け、分析結果を迅速に確認できます。

さらに、[グラフタイプ選択] 機能を使用すると、表示されるグラフの種類を自由に変更し、分析に最適なフォーマットでデータを視覚化できます。

2. 分析の負担を軽減し、エラーを最小限に抑える便利機能を提供

データ量が多かったり、データ構造が複雑だったりすると、データの解釈が難しくなることがあります。そのため、Opensurvey は、分析の難易度を下げ、エラーを最小限に抑える ための便利機能を提供しています。

  • 統計的に有意な数値を自動でハイライトする「カラーシェーディング」機能

  • 独自のアルゴリズムでデータの意味を解釈する「Insight AI」機能

① カラーシェーディング機能

カラーシェーディング は、統計的に有意な高い値または低い値 を自動的にハイライトする機能です。統計的差異検定の区間推定法 を用いて、全体値よりも高い値は赤色、低い値は青色 で表示されます(信頼水準 80%)。

このカラーシェーディングは、Crosstab タブReport タブ のすべてのデータテーブルに適用されます。新しくクロス集計表を作成する際も、自動的に適用されます。

② Insight AI

Analytics の [Report] タブには、Opensurvey の独自アルゴリズム を使用してデータを自然言語で解釈 する Insight AI 機能が搭載されています。設定した分析単位を基に、統計的に有意な差 を自動で特定し、説明します。

Insight AI は、Report タブの分析単位 に応じて説明内容を自動で調整します。分析単位を細かく設定し直すと、Insight AI もそれに最適化された分析結果を提供します。

(例:分析単位として「性別」と「年齢」を設定した場合)

(例:分析単位として「性別」「年齢」「職業」を設定した場合)

3. 分析結果のレポート作成をサポートするツールを提供

データ分析の最終目的は、適切な意思決定を行うことです。 そのためには、分析結果を効果的に報告する 必要があります。Analytics は、レポート作成をサポートする機能 を提供しています。

  • 即時に結果を共有できる「Webプレゼンテーション」機能

  • テキスト・表・グラフを直接編集できる「PPT 自動レポートダウンロード」機能

① Webプレゼンテーション機能

Analytics には、リアルタイムで分析結果を報告できる「Webプレゼンテーション機能」 があります。設定した分析単位や基準を動的に反映しながら、スライド形式で結果を発表できるため、社内報告やコラボレーションに最適 です。

② PPT 自動レポートダウンロード機能

PPT レポート自動ダウンロード機能 を使用すると、PowerPoint 上でテキスト、表、グラフを直接編集できます。Web 画面やプレゼンテーションモードでデータを共有しにくい環境 でも、PPT レポートとして簡単に編集・活用 できます。

また、Report タブの変数別の結果画面でダウンロードアイコンをクリックすると、特定の変数に限定した PPT レポート を作成できます。必要な変数のみを含めたレポート作成 が可能になるため、より効率的に分析結果を整理できます。

こちらの回答で解決しましたか?